【AlmaLinux】自前でDHCPサーバーを立てる
自宅でNEC Aterm WX3600HPのルーターを使用しているが、
DHCPサーバーで割り当てできるIPアドレスの数が100個までで
イマイチなため、自前でDHCPサーバーを立てることにした。
環境
Windows11のHyper-V上にAlmaLinux8.6をインストールして
AlmaLinux上にDHCPサーバーを立てた。
AlmaLinuxは下記などから、minimalをダウンロードした。
https://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/almalinux/8.6/isos/x86_64/
AlmaLinuxのIPアドレスは、192.168.1.2に固定とした。
DHCPサーバー
AlmaLinuxにSSHなどでログインして行う。
インストール
dnf -y install dhcp-server
インストール時点でdhcpdサービスが起動しているかは覚えていないが、systemctl status dhcpd
で確認してactiveになっているようなら、一旦systemctl stop dhcpd
で止めておいた方がよいかと。
ルーターのDHCPサーバーとバッティングするため。
設定
vi /etc/dhcp/dhcpd.conf
上記コマンドを叩いて、以下の設定を書き込む。
log-facility local6;箇所に関しては、ログを分割したいがために記載したが
詳細は覚えていないため、ただただDHCPサーバーを立てるだけなら無くても大丈夫。
# ログ
log-facility local6;
# デフォルト貸出期間
default-lease-time 14400;
# 最大貸出期間
max-lease-time 14400;
# 正当な DHCP サーバーであることの宣言
authoritative;
# ネットワークアドレスとサブネットマスク指定
subnet 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0{
# 日本時間(世界標準時間+9時間)
option time-offset 32400;
# 貸し出す IP アドレスの範囲指定
range dynamic-bootp 192.168.1.50 192.168.1.245;
# ブロードキャストアドレス指定
option broadcast-address 192.168.1.255;
# ゲートウェイアドレス指定
option routers 192.168.1.1;
# ネームサーバーのホスト名, または IP アドレス指定
option domain-name-servers 8.8.8.8, 192.168.1.1;
# ----------------------
# Static
# ----------------------
host static1{
hardware ethernet xx:xx:xx:xx:xx:xx;
fixed-address 192.168.1.20;
}
host static2{
hardware ethernet xx:xx:xx:xx:xx:xx;
fixed-address 192.168.1.21;
}
host static3{
hardware ethernet xx:xx:xx:xx:xx:xx;
fixed-address 192.168.1.22;
}
host static4{
hardware ethernet xx:xx:xx:xx:xx:xx;
fixed-address 192.168.1.23;
}
host static5{
hardware ethernet xx:xx:xx:xx:xx:xx;
fixed-address 192.168.1.24;
}
}
サービス起動
その前に、ルーターのDHCPサーバー機能をオフにしておく。
Aterm WX3600HPだと、「詳細設定」の「IPv4LAN 側設定」にある。
で、AlmaLinuxのサービスを起動する。
systemctl enable dhcpd
systemctl start dhcpd
確認
下記のコマンドを叩いて監視できる。tail -f /var/lib/dhcpd/dhcpd.leases
ただ、固定割当されたものに関しては、上記のファイルには書き出されなかったような気がする。
固定割当について確認したいときは/var/log/dhcpd.log
ここを見れば確認できる。
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